漢方を通してご家族みんなの健康を守ります
風邪、頭痛、めまい、身体の痛み、しびれ、不安・不眠などの身体の不調が、なんだか良くならないな・・とずっとお悩みではありませんか?漢方内科では、「気」「血」「水」のバランスから患者さまの体調や体質を診察し、未病と言われる身体の不調を改善できるようお一人おひとりに合った治療法をご提案していきます。また、漢方治療の効果を上げるための、生活習慣や食事の改善指導なども含め、小さなお子様から高齢者の方までご家族みんなの健康を一緒に考えてまいります。ささいなお悩みでもお気軽にご相談ください。
診察の流れ
漢方診療では4つの診察方法によって患者さまの状態を判断し治療を行います。
STEP
望診(ぼうしん)
患者さまの全身をみて体格や皮膚のつや舌の状態などを診ます。
STEP
聞診(ぶんしん)
声の大きさや話し方臭いなどを診ます。
STEP
問診(もんしん)
病歴や主訴生活歴などを聴取します。
STEP
切診(せっしん)
医師が直接患者さまの身体に触れて診察する方法のことで、主に「脈診」と「腹診」があります。
■脈診
手首の動脈に触れ脈の速さや強さ、リズムなどを診察します。これらは患者さまの状態により変化します。急性感染症(風邪など)の場合は脈だけで診断することもあります。
■腹診
漢方では、お腹は全身の状態をよく反映すると考えます。そこで、病気によらず腹部の緊張度、皮膚の温度や状態、しこりがあるかないか、お腹を叩いてみてチャポチャポいわないかなどを観察します。そのため、腹部を出しやすい服装でお越しください(ボディースーツやワンピースなどは避けてください)。診察の際は、おへその周りが出るようにしてベッドに横になり、両手・両足を伸ばし、全身の力を抜いてください。
受診時のお願い
・診察直前の食事はご遠慮ください
・脚の診察があるため、膝までまくれるようなズボンやスカートをお履きください
・できればタイツ等足に直接触れられない服装はおさけください
薬の種類
■エキス剤
煮出した煎じ薬をインスタントコーヒーのように乾燥させた顆粒、粉末、錠剤です。煎じ薬より効果はやや劣りますが、手軽に飲むことができ、携帯にも便利です。
漢方の服用方法
漢方薬は、基本的に食前や食後の空腹時に温めて飲むのが原則です。特に、風邪薬や体を温める効果のある漢方薬はお湯に溶かして飲む方が効果が上がります。飲み忘れのない飲み方であれば、服用する時間はだいたいでも構いません。
大事なのは、続けてしっかり服用していただくことです。
服用時の注意事項
基本的に漢方薬と西洋薬は一緒に服用しても大丈夫ですが、併用しない方が良い組み合わせもあります。漢方薬の副作用は少ないですが、まれに、胃の不快感、むくみ、肝機能低下などが見られることもあります。おかしいと思ったらすぐに中止し、医師へご相談ください。