患者さまが、住み慣れた家庭や地域で療養ができるように、当クリニックでは、訪問診療を行っております。体の衰え、病気の後遺症、認知症などで、お一人で病院に通うのが難しい患者さまのために医師がご自宅を訪問して診療を行います。訪問看護と協力することも可能です。
自宅や居宅(グループホーム、有料老人ホームなど)で生活されている外来通院が困難な方で、定期的診察が必要な方はお問い合わせください。
よくあるご質問
- 訪問診療を申し込むにはどのようにしたら良いですか?
- 訪問診療の対象とされているのは、原則的に「居宅(施設)で療養を行っており、疾病、傷病のために通院による療養が困難な方」とされております。しかし、その規定には、特に例示はなく、主治医の判断によるものとされております。
- 往診をしていただきたいのですが?
- おひとり様での通院が難しい患者さまの「かかりつけ医」として、単に突発的な診療ではなく、定期的な訪問診療をさせて頂いております。
訪問診療をご希望の方、もしくは訪問診療をご検討されている方は、まずはお電話(TEL:092-738-5002)にてお気軽に相談してください。
- どのような人が訪問診療を利用できますか?
- 年齢、性別、疾患状況、程度を問わずに診療させて頂きます。
例えば・・・
・ご自宅、施設での療養を強く希望される方
・病院への通院が困難な方
・寝たきりの方、または寝たきりに準じる方
・退院後、ご自宅・施設で療養生活を送られる方
・ご自宅・施設での在宅酸素やカテーテルなどの医療管理が必要な方
・ご自宅で緩和ケアをご希望の方
- 訪問診療ではどのようなことをしてもらえるのですか?
- 全身状態の診察を基本として、お薬の処方、その他点滴、酸素療法等の医療措置が行われます。
また、褥瘡(床ずれ)などの処置や認知症の方へのケアにも対処して参ります。
尚、入院治療が必要となった場合には、ご家族の方と相談の上、対応して頂ける医療機関に連絡を取り、入院の調整も行います。
- 訪問診療の場合、どのくらいの頻度で診療してもらえるのですか?
- 患者さまの様子を見て決定しますが、最低でも月に2回の訪問診療を行います。
これは、きめ細かな対応をすることで病状や体調が悪くなる前に対応が図れることを目的としております。
- 夜間・休日や緊急時はどうすればいいのですか?
- 訪問日以外等に病状や体調が悪くなった場合に備え、予め医師の連絡先をご案内しております。
お電話の内容から医師が判断し、電話でのご指導や必要に応じて看護師や医師自ら、緊急訪問させて頂いております。
もちろん、24時間対応しておりますので、まずはお電話(TEL:092-738-5002)にて様子をお知らせください。
- 訪問診療にはどのくらいの費用がかかるのですか?
- 医療保険において、1カ月に2回の訪問診療で院外処方箋を交付する場合、おおよそ7,000円(1割負担)となります。
3割負担の方は、おおよそ20,000円となります。
その他に、採血検査、心電図などを実施した場合は別途、費用がかかります。
また、在宅酸素等の医療機器を使用する場合も医療保険に含まれますが、別に負担金が加わります。詳しくはお電話(TEL:092-738-5002)にて相談ください。
- お薬は持ってきてもらえるのですか?
- 基本的には処方箋をお近くの薬局にご持参いただいておりますが、お薬の配達をご希望の方は、配達を行っている薬局をご紹介いたしますので、お申し付けください。
尚、配達の場合は、別途料金がかかります。
- 診療費の支払いはどのようにすればいいのですか?
- 診療費は、通常、月単位でのお支払いとなります。
例えば、1月の診療費は2月の上旬にご連絡させて頂き、銀行振込となります。
詳しくは、各医師・医療機関におたずね、ご相談下さい。
- 定期的に病院にも通院できますか?
- 訪問診療を開始した後にも、今までかかっていた先生にときどき受診されたい方もいらっしゃると思います。
専門的なことは今までの主治医の先生に診て頂くこともお勧めしております。
- 訪問診療を受けていますが、他科の訪問診療を受けることはできますか?
- 褥創(じょくそう)等の皮膚疾患や歯科・口腔疾患、循環器疾患、脳血管疾患、精神系疾患等、他科の訪問診療を受けることが可能です。他科の訪問診療を受けることができる内容や期間は状況によって異なります。
- 高額療養費制度は在宅でも適応されますか?
- 適応されます。月の自己負担額が一定以上になった場合、払い戻しが受けられます。上限額は、年齢や所得、利用している健康保険の種類によっても異なります。詳しくは、健康保険証に記載された問い合わせ先(保険者)にご確認してください。